『この会社に好きな人がいます』は、榎本あかまる氏による社内恋愛を描いた漫画作品です。
主人公・立石真直(たていし まなお)と三ツ谷結衣(みつや ゆい)は、社内では犬猿の仲に見られていますが、実は誰にも言えない秘密の恋人関係にあります。
本記事では、作品のあらすじとともに、二人の関係の変化、周囲のキャラクターたちの恋愛模様、そして気になる結末まで、詳しくネタバレ解説します。
この記事を読むとわかること
- 『この会社に好きな人がいます』のあらすじとネタバレ
- 立石真直と三ツ谷結衣の恋愛模様と試練
- 登場人物の関係性と物語の結末
『この会社に好きな人がいます』のあらすじ
経理部の立石と企画部の三ツ谷、対立するようで実は恋人
ツダ製菓の経理部に所属する立石真直(たていし まなお)は、几帳面で真面目な性格の持ち主。
一方、企画部の三ツ谷結衣(みつや ゆい)は、明るく勝気な性格で、仕事にも情熱的。
そんな二人は、社内ではよく言い争いをしているため「犬猿の仲」と思われていますが、実は誰にも言えない秘密の恋人同士です。
同期として長く一緒に働くうちに惹かれ合い、交際に発展した二人。
しかし、ツダ製菓では社内恋愛が公になると異動の可能性があるため、関係を隠しながら付き合い続けています。
社内恋愛の難しさと、すれ違いの日々
職場ではあくまで同僚として振る舞わなければならないため、二人の恋愛には常に緊張感が伴います。
会議で意見がぶつかってしまうこともあれば、忙しさのあまりプライベートの時間が減ることも。
さらに、周囲には同僚や上司がいるため、デート中も常に誰かに見られないか警戒しなければなりません。
そんな状況の中で、立石は慎重に振る舞い、バレないように細心の注意を払います。
一方、三ツ谷は積極的な性格のため、つい大胆な行動をとってしまうこともあり、二人の関係が周囲にバレそうになることもしばしば。
しかし、仕事と恋愛を両立させるために、お互いを支え合いながら、なんとか関係を続けていきます。
『この会社に好きな人がいます』のネタバレ
関係がバレる危機!?試される二人の愛
社内恋愛がバレることは、二人にとって大きなリスク。
特に、経理部の立石は、几帳面な性格もあって慎重に振る舞い、絶対にバレないようにしようとします。
しかし、企画部の三ツ谷は情熱的な性格のため、時に大胆な行動を取ってしまい、同僚たちに疑われる場面も出てきます。
また、飲み会や社内イベントでは、二人の距離が微妙に近いことに気付く人も現れ、社内の噂話になることも。
特に、経理部の上司である早川静乃は二人の関係を疑い始め、何かと立石に探りを入れようとします。
すれ違いの果てに訪れる別れの危機
仕事上のストレスや、お互いの立場の違いから、二人の関係は次第にギクシャクしていきます。
特に、三ツ谷が仕事で大きなプロジェクトを任され、忙しくなるにつれて、立石とのすれ違いが増えていきます。
「私たち、仕事を優先しすぎてない?」と三ツ谷が立石に問いかけるものの、立石は「今は仕方ない」となかなか歩み寄れず、二人の距離は徐々に開いていきます。
そして、ついに「このままじゃ、お互いにとって良くないかも」と別れを考えるほどの危機が訪れます。
プロポーズと結婚、そして新しい家族の誕生
しかし、すれ違いを乗り越えた二人は、改めてお互いの気持ちを確認し合います。
立石は、「これからもずっと一緒にいたい」と三ツ谷にプロポーズし、二人は晴れて結婚。
さらに、娘の紬生(つむぎ)が生まれ、新しい家族としての生活が始まります。
社内恋愛を乗り越え、仕事と家庭を両立させながら歩んでいく二人の姿が、物語のラストを温かく締めくくります。
登場人物の関係と恋愛模様
立石真直と三ツ谷結衣:犬猿の仲に見えて実は両想い
経理部の立石真直と企画部の三ツ谷結衣は、社内では「犬猿の仲」と思われています。
会議では意見がぶつかることが多く、職場ではよく口論する姿が見られます。
しかし、その裏では二人は恋人関係にあり、密かに支え合いながら愛を育んでいました。
立石は几帳面で慎重派のため、社内恋愛がバレることを極度に恐れています。
一方、三ツ谷は情熱的で思ったことをはっきり言うタイプ。
そのため、二人の価値観の違いが原因で衝突することも多々あります。
しかし、どんなにすれ違いがあっても、お互いのことを大切に思う気持ちは変わりません。
最終的には結婚し、娘・紬生(つむぎ)を授かることで、二人の関係はさらに強い絆へと変わっていきます。
早川静乃と染井恵介:意外なカップルの誕生
物語のもう一つの注目ポイントは、経理部の上司・早川静乃と企画部の後輩・染井恵介の関係です。
早川は社交的で明るく、周囲からの信頼も厚い存在。
一方、染井は無口でクールなタイプで、あまり感情を表に出さないキャラクターです。
そんな二人が接点を持つようになり、少しずつ距離を縮めていきます。
特に、早川が染井の不器用ながらも誠実な一面を知り、次第に惹かれていく様子が描かれています。
最終的には、二人の関係も進展し、結婚を報告。
立石と三ツ谷とはまた違った、大人の恋愛模様が描かれている点も、物語の魅力の一つです。
『この会社に好きな人がいます』まとめ
リアルな社内恋愛の葛藤と、温かいハッピーエンド
『この会社に好きな人がいます』は、社内恋愛のリアルな悩みや葛藤を描きながらも、最終的に温かい結末を迎える作品です。
立石と三ツ谷は、仕事と恋愛のバランスに悩みながらも、お互いを支え合い、乗り越えていきます。
社内で秘密を守る難しさや、すれ違いの姿を感じさせます。
また、早川と染井の恋愛も、立石たちとは違った大人の視点での恋模様が描かれており、多様な愛の形が表現されています。
仕事と恋愛、両立の難しさと向き合う物語
による別れの危機など、現実でも共感できるシチュエーションが多くの読者の心をつかみました。
そして、最終的に結婚し、新しい家族を築くという展開は、仕事だけでなく人生を共に歩むパートナーとして恋愛を優先するか、仕事を優先するか――。
社会人なら誰しもが直面するこのテーマを、立石と三ツ谷の関係を通じてリアルに描いているのも本作の魅力です。
二人はそれぞれの価値観を持ちながらも、互いに歩み寄り、最適な関係を築いていく姿が丁寧に描かれています。
社内恋愛をしたことがある人も、今まさに職場恋愛中の人も、そして恋愛と仕事の両立に悩んでいる人も、本作を読むことで共感し、励まされるはずです。
仕事に打ち込みながらも、恋愛を諦めたくない人にぴったりのストーリーとなっています。
この記事のまとめ
- 『この会社に好きな人がいます』は社内恋愛を描いた作品
- 立石真直と三ツ谷結衣は秘密の恋人関係
- 社内恋愛の葛藤やすれ違いを乗り越え、最終的に結婚
- 娘・紬生の誕生とともに新たな家族の物語へ
- 早川静乃と染井恵介の恋愛模様も描かれる
- 仕事と恋愛の両立がテーマで、共感できるストーリー
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